お金に関すること【節約編】

みなさんは、以下のようなことに悩んだことはないだろうか。

 

・貯金ができない
・残高がいつも少ない
・無駄遣いをしてしまう
・毎月の収支を把握できていない

 

そう、お金に関することである。社会人であれば、毎月給料の振り込みがあり、家賃、光熱費、電話代が口座から引き落とされる。人によっては、実家暮らしでいくらか実家に入れている人もいるだろう。

 

貯金が底をついてしまえば生活ができなくなりかねない。つまり、お金がなくなることは死活問題であり、生活と切り離せない。にもかかわらず、自身の収支状況を把握できていない、貯金ができないと嘆く人が多数いる。「給与が少ない」「物価が高いから」と言い訳してしまう人もいるだろう。

 

日本は資本主義であり、自給自足で生活している人を除き、お金からは逃れられない。とはいっても、どのようにお金と付き合っていけばよいのか不明な人も多い。実際、わたしも社会人になってから数年間はお金に無頓着であった。しかし、あるとき通帳をみて「これはやばい」と思い、自分なりにお金について勉強し始めた。今でも試行錯誤中でありつつも、ある程度の不安は解消できている。

 

今回、似たような悩みを持つ方に、わたしが実践したこと、本などを通じてお金について学んだことを書いてみようと思う。みなさんにとって参考となれば幸いである。

 

私は趣味のスキューバダイビングの旅行計画を立てていたとき、ふと通帳を見つつ、「予算が…」と思っていることに気づいた。そして、「どうしてお金が貯まらないのか。貯まっていれば滞りなく旅行を楽しるのに。」とも思った。これがきっかけで、節約をしようと決めたのである。しかし、何を節約すればいいのか不明であった。それで以下のことに取り組んだ。

 

① 支出の把握
② ①でわかった支出から、削れる支出を決める
③ ②を実際に削る

 

①の支出の把握は、家計簿をつけた。しかし、すぐにやらなくなってしまった。面倒だからである。しかしこれができなければ旅行も行けずじまいになってしまう。そこで、買い物をしたとき、レシートを必ず受け取り、「食費」などの項目をつけずに支出として合算していった。

 

これをすることで、支出の内訳は不明だが、出ていく金額はわかるようになった。これを慣れるまで続け、次に、大まかな項目(食費、光熱費など)に分離して家計簿をつけていった。

 

続けるうちに、日々の自分の行動がわかるようになってきた。レシートは自身の行動パターンが記録されているのである。わたしの場合は、日々のコンビニ通いと昼食に目を付けた。例えば「毎日のコンビニを2日に1回にする」「昼食を2日に1回は弁当持参にする」とし、削っても影響のないところから少しずつ削っていった。

 

結果、無理のない範囲でわずかだが節約することに成功した。ここでいきなり「コンビニに通わない」「毎日お弁当」としていたら脱落していただろう。

 

その後、コンビニ通いは3日に1回、4日に1回…と通う頻度を少なくし、昼食は毎日弁当にすることに慣れていった。結果、貯蓄ができ、その資金を使って旅行に行けたのである。

 

世の中に出ているお金に関する本を読むと、

 

・家賃は収入の3割に抑える
・固定費(携帯代など)を抑える

 

と模範的な回答がある。確かにそれを実践することで貯蓄は増えるだろう。ただ、万人に当てはまるわけではない。大事なのは、まず自分をとりまくお金の流れを把握することである。俗にいうキャッシュフローである。このキャッシュフローがわかることで、今まで見えなかった自身のお金の流れがわかり、不安が少し和らぐ。

 

そして、何のために節約するのかを決めておくことも重要である。漠然とした不安から生じる節約よりも、何のためにいくら必要なのかという具体的数値で把握しておくと、可視化できてわかりやすい。

 

節約は貯蓄をするにあたり、身近な手段であり、お金と向き合うよい機会である。わたし自身、上記に書いた節約をしたから、今こうして生活することができていると感じている。

 

みなさんにとってお金に不安のない日々を送るきっかけとなってくれれば幸いである。